先日から、カラマーゾフの兄弟を読み始めました。
ロシア文学は学生時代も含めて読んだことがなかったのですが、「20代でいられるのもあと1年ちょっと。ならばマンガばかりでなく文学も読んでおこう」と思い立ち、「もっとも読みやすい」と言われている(らしい)亀山版の1巻を買ってみたのです。
事前知識として、Youtube大学のカラマーゾフの兄弟の解説動画は3回くらい見たおかげで、1巻はさくさくと読み進めることができまして。
「これはわりといけるかも」と最近2巻に入ったのですが、そこはやっぱり文豪ドストエフスキー、そんな簡単にはいきませんでした。
当たり前だけれど「文字は読めている」のですが「内容が理解できない」箇所がぽろっとありまして。
とくにおそらく2巻最大の山場である「大審問官」のくだりは、本当に難しくて、すんなり内容が入ってきませんでした。
ダイレクトにキリスト教の話(神の話)になってくるので、そもそもそのあたりの事前知識が自分に足りていないのかもしれません。
「どこかで大審問官の部分の解説をだれかやってくれぇぇ」と思いつつ、とりあえず一週目は読み進めることを優先してしまったところです。
ただ、わからない箇所がありつつも一方で、今後の不穏な展開を予感させるような描写や、登場人物たちの悲劇性を感じさせる描写が、絶妙に正確な表現で綴られていて、ハッとさせられることもあるので、今のところは挫折せず読み進められています。
まずは一周、ゴールの5巻まで放り出さずに到達したいところですが、いずれ二週目を読むときは、今回わからなかった場面を理解するだけでなく、登場人物の衣装描写にも気づくなどして、より楽しみたいものです。